「川口金属×石田ゼミ」2022始動!

今年度の石田ゼミは昨年同様に川口の金属加工業とのコラボレーションです。工場視察、リサーチをまとめ、作品化、まちこうば芸術祭への出品、と1年かけて取り組みます。まずは4月のはじめ、2日間にわたってそれぞれの町工場の高い技術を視察しました。天気の良い東川口駅からスタートです!

*昨年度の「川口まちこうば芸術祭」の様子が動画にまとまりました→こちら
*まちこうば芸術祭ホームページはこちら

1社目は新光ステンレス研磨さんの越谷工場に伺いました。こちらは金属の表面処理の特殊加工を専門に行う工場です。3月に行われた「川口まちこうば芸術祭」ではブラックホールという作品を制作、出品していました。石田の出品作「ameagari」ともご対面です。工場内ではトップシークレットな技術も特別に見せて頂きました。

石田デザインの「ameagari」

新光ステンレス研磨さんありがとうございました!
・新光ステンレス研磨さんのHP



2社目はアール曲げが専門のフジテックさん。大きくて分厚い鉄板などもミクロン単位で正確に曲げて行きます。他に螺旋状の曲げやH鋼曲げなど含め、難度の高い仕事は高い職人の技術が必要です。

機械で曲げながら治具を使って精度を出して行きます
螺旋曲げも高い技術が必要です

フジテックさんありがとうございました!
・フジテックさんのHP
・見学にお邪魔した際の記事もアップしていただいています。こちら



3社目は切削の技術で精密な加工がお得意な栗原精機さんです。最先端のコンピューター制御された機械のほか、昔ながらの手動の旋盤の技術なども見せて頂きました。オリジナルブランドがあり、素敵なテープカッターやランタンスタンドなど、素敵な商品がありました。

最先端のマシンの説明を真剣に聞いています

栗原精機さんありがとうございました!
・栗原精機さんのHP


続いては1社目にお邪魔した新光ステンレス研磨さんの川口工場です。ここでも「ameagari」の特殊仕様の作品が迎えてくれました。

助手さんも挑戦です!

磨きの体験もさせてもらい、貴重な経験が出来ました。新光ステンレス研磨さんありがとうございました!


続いて4社目はマエダさんです。マエダさんは金属、アクリル、ガラスなどを使って自動ドアや建具ほか、様々なプロジェクトを設計から制作施工まで行い、多様なモノづくりが可能な会社です。

デザイナーさんがまちこうば芸術祭に出品して子供達に大人気だった絵が描けるテーブル「en」です。

マエダさんお土産もいただきました。ありがとうございました!
・マエダさんのHP


最後5社目はレーザー切断、折り曲げ、レーザー溶接で様々なモノづくりが可能な、かねよしさん。レーザーカットや折り曲げを見学しました。石田デザインの「orisu」も見せてもらいました。

かねよしさん、お土産までいただいてありがとうございました!
・かねよしさんHP


工場見学のあとは大学で制作する作品のイメージを膨らませます。今年のお題も「日本の贈り物」。日本を改めて言語化して分析します。

工場見学で得た内容をチームで話し合い、リサーチシートにまとめます。

各チームの内容をゼミの中で共有するために発表を行います。それぞれの違った視点が入ってとても興味深い内容になりました。

川口の皆さん、これから1年間よろしくお願い致します!