木工演習 II 報告

今年度から新しく始まった3年生向けの木工演習IIは、リビングデザイン研究室の石田が担当しています。3×6板の半分(910mm×910mm)のシナ合板を使って身体を支える道具を作る課題です。
木工演習とはいえクラフトのスキルばかりを学ぶのではなく、デザイン的なアプローチを重要視します。まずは世の中にあるスツールや椅子のリサーチを行い、どんなシーンで使うのか、各自で使用目的を定めて行きます。

主素材はシナ合板ですが補足やアクセントとして異素材を使うことは認めています。そしてスケッチ、1/5スケールの図面、材料取り図、モックアップモデル、などのチェックをして実制作に入って行きました。

図面を頼りに部材をどう取るかを決めて、実際の材料に落とし込んで行きます。

実制作は大型の丸のこ盤以外は何でも使って、正確に制作を進めて行きます。

丁寧に正確にダボ穴を開けて行きます。ここが狂うとこの先で苦労します。

なにやら立派な副素材!

追い込みのタイミングです。みんなだいぶ形になって来ました。ハタガネという部材同士を固定し圧着する道具が頻繁に使われます。

ウェビングテープで底あたり感のない座り心地の良い座面を作ります。

17人の個性あふれる椅子が完成です!

完成して記念写真1

完成して記念写真2

8/20のオープンキャンパスでは、17脚全てが皆さんをお待ちしています!
実際に腰掛けてみて下さい!