構造設計をたのしむ

建築コース3年生の必修授業「構造設計」では、基本的な建築構造の成り立ちを学びます。

今回は、身近な素材で「梁」の構造模型を作成し、実際に荷重に耐えられるか実験を行いました。

【梁の設計条件】
長さ:支点間60センチ以上(長ければ長いほどよい)
材料:A3工作用紙(厚紙)
接着材:ボンド
※1枚の工作用紙をなるべくすべて使い切るように作成する。

【実験方法】
梁の長さを計測
(60センチ以下の梁はその時点で不合格×)
   ↓
梁の上に2リットルのペットボトルを載せる
または、袋に入れて吊るす
   ↓
10秒間耐えられれば合格◎

長ければ長いほど優秀な作品になります。

2リットルの重さに耐える構造はなかなか難しく、苦戦する学生が多いようです。。。
デザインも様々で、それぞれ工夫が見られて興味深いですね!
こちらの梁は無事成功したようです!👏とても安定していますね!!

今回は約3割の学生が成功しました。成功のカギはやはり入念な計画と、力のかかり方を予測すること、そして接合部をしっかり接着すること。ですかね?

建築構造は難しく、とっかかりにくい分野と思われがちですが、今回のように実際に手を動かして模型を作成し、実験することで、より興味を持ってくれる学生が増えることを期待しています。

助手 佐野