髙橋ゼミ 喜連川「アートで学びの森をつくるプロジェクト」絶賛進行中!

今年度からはじまった栃木県さくら市の「喜連川ファミリーキャンプ場」の一角にある森に、子どもたちが遊びながら木材の循環を学ぶための場を、東京電機大学の笹谷研(構造デザイン)、北海学園大学の三澤研(マテリアルデザイン)、そして私たち共立女子大学・髙橋ゼミ(全体構想・建築デザイン)、さらには(株)熊谷組が加わって、10年、20年の長いスパンで作っていくプロジェクトが始まりました。

キャンプ場はGoogleの口コミも高評価で、金土日のオープン時にはファミリーやペットを連れたキャンパーで大賑わいですが、私たちが計画する敷地は同じ場所とは思えないかなりの傾斜地。

4月はキャンプ!キャンプ!とはしゃいでいたものの、すぐに現実を見せつけられる実測調査に疲れ、夜のBBQもグッタリモード。
9月に初作をリリースすることになっているので、帰ってきてからは2週に一度、電大か共立でマスタープランの提案、構造チェック、コストダウンのためのVE(バリューエンジニアリング・性能そのままコストを下げる)案の作成に追われ、壁に頭を打ち付ける者(嘘です)もいるほどの忙しさ。
しかし飴とムチ作戦で何とかここまでやって来ました。

うちの場合は遠方でのプロジェクトが実施ベースで複数動いているのですが、学生は若いから動けるのでしょう。若いって素敵。

途中はいろいろ長いので省略して、1/5模型などを作って、構造の先生に見ていただいたり、複数つなげることで見え方がどう変化するか確認したり、子どもたちの安全性を担保しつつ、彼らが楽しみながら森を学ぶためには建築がどうあるべきか、この3ヶ月考え抜いて、ようやく試作、いわゆるモックアップが喜連川ファミリーキャンプ場のエントランスゲートとして登場しました。
これはかなりお金がかかりすぎているので(単純に見えますが、いろいろこだわりがあるのです)、大幅に減額するための策を考えなければいけません。あと2週間で…

計画敷地も造成が始まり、カブトムシ君たちも歓迎してくれています??

9月7日〜14日までは学生たちがテントに泊まりながら、自分たちの作品を制作していきます。
電機大チームの構造物はとても大きいので、構造計算などいろいろ大変。
9月のレポートをお楽しみに!(髙橋)