萩生田ゼミ2025 SSS続報

6月に投稿した学生サマーセミナーについての続報です。
なんと、応募した案のうち1案が通過しました。おめでとうございます!
もう1案もとてもユニークな案でしたが、今回は残念ながら通過ならず。

今回のコンペであるSSS(スチューデントサマーセミナー)は、「集積あるいは変化」というお題に沿った設計で、1次審査を通過すると、実寸大で制作する流れになります!

そういうわけで、通過したA班の案を制作する事になりました。


本コンペでは、材料費について2万円以下という制限があります。
我々の計画では30mmφの竹を124本組み上げることにしています。
一体我々の計画ではいくらになるのでしょう…と竹の金額を調べてみたところ・・・意外と高い!
ということから、なんと自己調達することに。


萩生田先生パワーでお知り合いの方から竹を譲り受け、自分たちで必要な長さ分だけ切る作業を行いました。


1本6mほどの竹を約1mにノコギリで切断していきます。
何も意識しないで切っていると、竹がくるくると回ってしまい上手く切れなかったのですが、プロの方のご指導のもと何とか必要数量を用意することが出来ました。

続いての課題が、竹を組み上げる際の接合部をどのようにするかとういうことです。

悩み中・・・

結束バンドだったり鉄筋を組む結線を使ったりして使用感を試していきます。

何の素材で、どのように結ぶかを様々に検討した結果、最終的にはシュロ縄で結ぶ方法に辿り着きました。



準備はできたということで、車の荷台に材料を運び込み当日に挑みました。

場所は三田にある建築会館で行われました。

制作前に各大学のプレゼンテーションから始まりました。名だたる大学が勢揃いで緊張したことかと思いますがしっかりプレゼンテーションしてくれました。

発表が終わり次第、時間制限がある中での制作に続きます。

↑下から見上げた様子(二重螺旋)

多少トラブルはありましたが完成させることが出来ました!
下から撮影すると綺麗な二重螺旋を描いています。

今回の体験で、図面を描くことと現地で施工するということはまた違った問題が出てくることを学べる良い機会になったなと思います。

アートの領域ということで、今までとは全く異なったアプローチでしたが、みなさんよく頑張りました。

お疲れさまでした!

文:助手