フミ3ぽ

センスの良い友人達に評判の展示を見に上野までフミ散歩。
好奇心を唆る工夫と仕掛けがいっぱいの魅せ方が秀悦。
細部にわたる丁寧な気遣いに「愛」が感じられる素敵な展示でした。
要事前予約。

企画展「WHO ARE WE 観察と発見の生物学」

国立科学博物館収蔵庫コレクション | Vol.01 哺乳類

開催期間:2022年8月5日(金)~10月10日(月・祝)
開催場所:国立科学博物館(東京・上野公園)日本館1階 企画展示室
開催時間:9:00~17:00 ※入館は閉館時刻の30分前まで
2022年8月5日(金)~14日(日)の開館時間は9:00~18:00です。
休館日:9月5日(月)、12日(月)、20日(火)、26日(月)
入館料:一般・大学生630円(団体510円)(税込)
高校生以下および65歳以上無料
※常設展示入館料のみでご覧いただけます。
主催:国立科学博物館
企画編集・デザイン:日本デザインセンター三澤デザイン研究室
※上野本館では、入館を予約制とさせていただきます。詳細は入館予約のお願いをご覧ください。

無口な剥製たちは、実はとてもおしゃべりです。
何も語っていないように見えるのは、
その声を聞き取るための方法に私たちが気付いていないから。
たとえば100年ほど前には存在さえ知られていなかったDNAから
今では様々な情報を読み取ることができるように、
少し見方を変えてみたり、科学技術が進歩することによって、
見過ごしてきたものから新しい発見が生まれる可能性はたくさんあります。
国立科学博物館が剥製の保存を続けるのも、そんな未来を信じてのこと。
もちろん100年後ではなく、今見つけられることも無数にあるはず。
「WHO ARE WE」は、哺乳類と地球の未知と未来に対して、
ときには科学の力を凌ぐこともある想像力を
来場者の方々に思う存分に膨らませてもらうための展覧会です。
でも、ここにあるのは世界の本の一部分。
正解があるわけでもありません。みなさんも感じたのではないでしょうか。
知れば知るほど、謎が増え、問いが生まれてくることを。
地球からも、目の前の出来事からも、自分自身からも。

私たちは誰なのか。