1017D便り

ガイダンスと会議の隙間時間にて、ビジュアルクリエーションの「種」を見つけるべく図画工作。木版画(凸版)同様に40年ぶりの凹版画。しかも初めての紙版画。耐久性の弱さというデメリットもありますが、皆が手を出しやすいように手軽さを優先しました。さて、どうなる事やら… 乞うご期待!

普段から暇なときに「らくがき帳」に描いている「楽ガキ」をモチーフに。
何処でも手に入りやすい道具で図画工作。良く使われる銅板の代わりに「ドライポイントプレート」という、耐久性を上げる為に表面加工を施した専用の厚紙版を使用。
ドライポイントプレート(板紙凸版用素材)にボールペンなどであたりをつけ、ニードルやカッターでインクが入り込む溝を描いていきます。
どのくらいの深さの溝が、どのような表情になるのか解らないので、あえてボールペンのあたりだけの部分も残してみます(実験)。表面の紙を剥がした部分は黒くなるだろう?部分。その他、紙やすりや小石などインクが入り込む傷(溝)を作れるならどんなものも描く道具になるようです。
インクをのせ、余分なインクを拭き取った状態。拭き取りの甘い感じも「マチエールとして残るだろう?」と予想しています。
研究室で購入した活版印刷や型抜き加工も出来る小型(A5)簡易プレス機。可愛い奴。
時間が無かったので2枚だけ刷ったウチの1枚。予想通り?予想外?とにかく実際にやってみないと何も始まりません。”Just do it
” traces of rain “ paper dry point 148mm × 210mm 2023
タイトルを付け、額装して照明を当てれば、それなりに観える?(笑)
デザイナーなので当然使いたおします。(笑)
この手のは「カワイイ系」より、やはり「モード系」が攻め易いかな?興味を持った学生は、2023年後期「版画演習」を履修してね!版画家の女性講師が優しく丁寧に指導してくれま〜す。