フミ3ぽ

線を引いて遊ぶ人間としては、30年ぶりのドローイングはやはり見逃せません。息遣いまで感じ取れる原画はやはり情報量が別格。惚れ惚れする豊かな線を堪能出来ました。ごっつあんです。

※写真撮影が許可されたのは09風景画エリアのみ。

レオポルド美術館 エゴン・シーレ展 ウィーンが生んだ若き天才

Egon Schiele from the Collection of the Leopold Museum – Young Genius in Vienna 1900

2023年1月26日 (木) ~ 4月9日 (日) 休室日:月曜日開室時間:9:30~17:30、金曜日は20:00まで (入室は閉室の30分前まで)

会場:東京都美術館(東京・上野公園)
〒110-0007 東京都台東区上野公園8-36

主催:公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都美術館、朝日新聞社、フジテレビジョン
後援:オーストリア大使館、オーストリア大使館、オーストリア文化フォーラム東京、オーストリア文化フォーラム東京
協賛:竹中工務店、凸版印刷
協力:ルフトハンザ カーゴ AG


エゴン・シーレ(1890-1918)は、世紀末を経て芸術の爛熟期を迎えたウィーンに生き、28年という短い生涯を駆け抜けました。シーレは最年少でウィーンの美術学校に入学するも、保守的な教育に満足せず退学し、若い仲間たちと新たな芸術集団を立ち上げます。しかし、その当時の常識にとらわれない創作活動により逮捕されるなど、生涯は波乱に満ちたものでした。孤独と苦悩を抱えた画家は、ナイーヴな感受性をもって自己を深く洞察し、ときに暴力的なまでの表現で人間の内面や性を生々しく描き出しました。表現性豊かな線描と不安定なフォルム、鮮烈な色彩は、自分は何者かを問い続けた画家の葛藤にも重なります。

本展は、エゴン・シーレ作品の世界有数のコレクションで知られるウィーンのレオポルド美術館の所蔵作品を中心に、シーレの油彩画、ドローイングなど合わせて50点を通して、画家の生涯と作品を振り返ります。加えて、クリムト、ココシュカ、ゲルストルをはじめとする同時代作家たちの作品もあわせた約120点の作品を紹介します。夭折の天才エゴン・シーレをめぐるウィーン世紀末美術を展観する大規模展です。