1017D便り

1017Dでは、ふと浮かんだイメージを線に残したり、感じたことを色で確かめたり、欲しい形を指先で探したりするコトを大らかに楽しんでいます。
 また、視楽(※1)をテーマに、紙某体中心の平面的なグラフィックデザイン表現だけではなく、目的や機能、ジャンルに捕われずに、自由な発想でビジュアルコミュニケーションの可能性を多次元的に追求する実験的な制作もしており、今回は、グラフィカルな要素をモビール(※2)に活かした1017Dオリジナルプロダクトデザインへのチャレンジを楽しんでいます。

※1:視楽(しらく)とは「視覚を楽しませる」という意味の水川の造語。
※2:モビール(mobile)は、動く彫刻(キネティック・アート)の一種。
紙やプラスチック、金属板、薄い木の板のような軽い素材を、糸や棒で吊るし、特定の位置でバランスを取って安定するようにしたものである。おのおのの部材は一箇所だけで吊られているので回転しやすく、風や人の手で揺り動かすと、複雑に予想しがたいような形に変化する。芸術品としての価値も高いが、多くの安価なものがインテリアや知育玩具として使用されている。
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

誰にでも楽しんで制作してもらえるように、極力身近な素材をチョイス。
色画用紙にスタンピングし、扱いやすい円形にサークルカッターでカット。
今回は径0.8mmのステンレスバネ線で試作。
バランスを確認しながら支点を決めてゆく。
ひたすらに接着とバランス取りを繰り返す。
誰にでも簡単に制作でき、いい感じの「視楽(しらく)」にするには、
まだまだ沢山のトライ&エラーが必要のようです。