〈建築 藤本ゼミ × 児童 白川ゼミ〉2023五島研究旅行 -2日目-

藤本ゼミ合宿、二日目のご報告です。

一日目の様子は
 こちら からご覧ください。

二日目の前半は2チームに分かれて別行動です。
今回の合宿は、学生たちが保育施設での活動やボランティアなどを通して、自然豊かな島で育っている子供たちの保育環境、空間の使われ方を学び、今後の地域発展に役立てることを目的としています。

昨日とは多少ギャップがありますが、きちんと学習モードへ切り替えられるでしょうか。


〈保育園チーム〉
五島市内の保育施設と小学校に伺い、五島での保育・教育環境を実際に見学。
参加できる部分は参加させていただき園児と同じ体験をする。教育の側面から見て島の環境の良さや難しさを探す。

〈空き家チーム〉
五島市の空き家に伺い、空き家内を隅々まで実測してリノベーション案を考案。
空き家バンクの方へインタビューをして現状の把握をし、今後空き家をどのように利活用すれば少子高齢化が進む現状から活気ある街にすることができるのかを考える。

まずは保育園チームから。

平和のばら保育園・奥浦慈恵院へお邪魔しました。

各施設見学を通し、間取りや園児の導線などをみていきます。

そのあとは園児とリトミックに参加。
園児と一緒にダンス等のレクリエーションをします。
後で聞いた話ですが、子供があまり得意ではない学生が園児にとても好かれたそうです。

こちらは空き家チーム。

市内の空き家に伺い、実測開始です。
築年数はかなり経っているとのことですが、劣化は激しくなく風通しの良い物件でした。

間取りが現代の一般住宅とは異なり新鮮です。

測定後は学生たちから空き家バンクの方へ長めのインタビュー。
さまざまなお話を伺い ”将来は五島に移住したい!” と言い出す学生がおり、二日目にしてすでに心掴まれたようです。

2階の天井の低さに驚いている様子

このあとは全員合流して奥浦小学校でお昼を食べ、校長先生へインタビューの時間です。
学生から事前にお送りした教育・環境・空間のさまざまな角度からの質問に対し、ひとつひとつ丁寧にご回答いただきました。

昼休みは生徒と元気に外遊び。
奥浦小学校は敷地内に川が流れている特殊な環境のため、小学生は川遊びのプロでした。

走り回ってだいぶぐったり

午後は保護者の方へのインタビューの時間を設けてくださいました。
保護者の方はご案内いただいた市役所の方含め5名の方にお越しいただき、遠方より五島に移住された方、生まれた時から五島住みの方などさまざまなお話を伺うことができました。

グループ対談形式でインタビュー

インタビュー後に生徒の帰宅を見送り、小学校訪問は終了です。

その後は一箇所 堂崎教会 の観光を挟みました。

最後に五島市総合福祉保健センターへ伺い、五島市役所 こども未来課・建設課の方から、小学校内に保育園を移設検討している奈留島での取り組みについて説明を受けました。

学生たち、かなり五島に関して理解を深められた一日になったのではないでしょうか。
教育環境も整備されており、人数が都市部ほど多くないため全員が大人の目の行き届いたところで保育・教育を受けることができる印象を持ちました。

明日、最終日は観光をしてついに帰宅です。すでに名残惜しそうな学生もちらほら。
3日目のご報告はまた改めて。

環境工学研究室
座間

ーつづくー