2025.7.7 | 古賀研究室の今日このごろ

今日は七夕ですね🎋

さて先日UPしたこちらの記事に引き続き、
YKKグループ広報誌NEIGHBORの取材の様子をお届けします。

今回取材に伺ったのは建築家保坂猛さんの2つのご自宅です。
保坂猛建築都市設計事務所 https://www.hosakatakeshi.com/

一つ目は、2005年から10年間お住まいだった「LOVE HOUSE」
そしてもう一つは2019年から現在までお住まいの「LOVE2 HOUSE」です。


はじめに私たちは「LOVE HOUSE」にお邪魔しました。

テラスでお話をする保坂猛さん、奥様の恵さんと学生さん。


「 内でも外でもない空間を作りたかった 」という保坂さん。
そのテーマの通り、家の中という安心感と
鳥がやってくるかもしれないぞ!という緊張感が同居する
内と外が曖昧な場所に身をおきました。
(実際に置いていたみかんを食べられたこともあるそうです..! )
そんな不思議な場所で過ごす時間はなんだか心地がよく、
時間を忘れ、日が傾くまでお話しを聞かせていただきました。



そして別の日。現在お住まいである「LOVE2 HOUSE」に向かいました。
少し歩けばビルやマンションが立ち並ぶ都心の中で確かな存在感を感じます。

こちらの「LOVE2 HOUSE」の延べ床面積は 19m2 。
皆さんのお家と比べてみていかがですか?
都内の一人暮らしの平均は20〜25m2ほどといわれているので
そのコンパクトさに驚きます。

数字だけ見ればコンパクトなお家ですが足を踏み入れてみると
そこにはお二人が暮らしを楽しむには十分なものが詰まっていました。
図面や面積では計れない、大らかな場所です。

その秘密を紹介したいところですが、
つづきはNEIGHBORの記事にて。


今回お話をお伺いして印象的だったのは、
よく読む本の話や果実が鳥に食べられた話、家にやってくるねこの話・・・
そんなお二人の日常の話でした。
旅行に行っても、素敵なレストランに行っても
すぐにお家に帰りたくなるとおっしゃっていた恵さん。

なんの気なく過ごしている日常にも
季節の移ろいや変化があり
よーく観察すれば驚きや発見が溢れていることに気付かされました。



日々の楽しみは暮らしのそばにあり、
ささやかな変化に気がつくことは
豊かな日常を過ごすコツなのだということをお二人から教わりました。


ちなみに保坂さんは、本学の河口湖研修センターの近くで
ほうとう不動」というほうとう屋さんの設計をされています。


わたしはゼミ合宿で何度か訪れている場所で、
はじめて行った時の驚きを今でも覚えています。
今回こうして保坂さんにお会いできたことがとっても嬉しかったです。
皆さんも河口湖寮を使うことがあればぜひ訪れてみてください〜!


研修センター案内:
https://www.kyoritsu-wu.ac.jp/institute/kenshu/entry.html
(本学の学生さんはどなたでも使用できますよ〜、夏休みの建築旅行にいかがですか〜)


建築設計研究室 藤田