木工演習II「身体を支える道具展」2025

2025年度の木工演習IIの作品展が昨日から2号館ギャラリーで開催中です!
今年も力作が揃い見応え十分です。ぜひ期間中彼女たちの力作を見にお越しください。

デザインコースプロダクト分野3年生の前期は、演習が多く大変ハードなスケジュールをこなします。その中でも過酷なのが木工演習IIです。3×6板の半分(910mm×910mm)のシナ合板を使って身体を支える強度を保ち、どんな場所に置くのか、どのように使うのかコンセプトを立てて、1/5サイズの模型で検証しながら、美しい道具を実寸大で制作します。慣れない機械を使いながら頭ではわかっていてもほんの少しのズレが形に大きく影響します。一部の副素材の使用も認めているので、今年は籐を使った家具も生まれました。折り畳みや変形するギミックがある椅子も展示してあるので、実物を見て楽しんでください。17脚の個性あふれるキャラクターの椅子たちが皆さんのご来場をお待ちしています! 

開催場所:共立女子大学2号館コミュニケーションギャラリー
展示期間:2025年9月26日(金)〜10月3日(金)*日曜除く、最終日は午前中まで
*一般の方もご覧いただけます

昨年の様子はこちら





授業中のプロセス紹介

コンセプトを考え、1/5サイズの模型で形状や強度を検証して、木取り図を描き条件のサイズに収まっているか検証して、原寸のサイズに部材図を描き込んでいきます
いよいよパーツを切り出します。大きなパネルソーやジグソーといった機械を使って丁寧に進めていきます。一歩間違えば大怪我をする危険もあるので、緊張しながら作業は進みます
少しずつ形が見えてくると笑顔もこぼれます。あと少し、大きなサイズなので個人作品といえども仲間の協力が不可欠です。みんなで協力しながら進めていきます




最終日の講評会の様子

完成した椅子に腰掛けて講評会が行われました。みんなやり切った充実感でいい笑顔が生まれています。半期の間、怪我もなく無事に終えることが出来てよかったです。お疲れ様でした!マイチェアを大切に使ってね。 石田和人