久しく逢っていない友人の個展を観に両国より隅田川を渡って馬喰横山までフミ散歩。現在の作者のライフスタイルの中で、自然に導かれ、心が求めるままに手を動かした痕跡が「そこ」には存在しておりました。ねじ伏せない空間が心地好い。
記憶の象(かたち) 彫刻と漆 小沼智靖
2022年4月22日(金)〜4月30日(土)
12:30-19:00 (初日のみ20:00まで)
組む 東京
101-0031 東京都千代田区東神田 1-13-16
tel/fax 03-5825-4233
1階 組む 東京(ショップ/ギャラリー)
2階 コミュニティ・スペース/ オフィス
エネルギーのヴィジュアライズ。
小沼智靖の感性のチューニングは、
しばしば、目に見えないエネルギーにあると感じます。
そして、森羅万象の、天象地象の、精霊の、生き物の、
多様なエネルギーを視覚化したり、
音にのせたりしているのを見てきました。
意図的にビュジュアライズするというよりも
それが小沼智靖という鏡にうつしだされ、
膨大なイメージと音がおしよせ流れ、
キャッチされた刹那の瞬間が作品となって現れる。
そんな印象です。
このところは「彼方のかすかな記憶を思い出しながら作っている」
と彼は独り言つのです。
ときは流れて、何事も誰のものでもない。
光のエネルギーに質量はなく、
調和して無になる。
すべてのエネルギーは、そこにいきつく。
調和がいかなるものなのか、探しつづける。
その旅の一コマをご覧いただければと思います。
組む東京 小沼訓子